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小田ゆうあ作「ふれなばおちん」第19話 原作のあらすじ&感想

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コミックシーモア

小田ゆうあ作「ふれなばおちん」第19話 原作のあらすじ&感想

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■簡単にはなれない“二人きり”。けど、二人きりになったらさてどうなる!?

 

取り残された佐伯と夏。佐伯は困ったように、若林とシゲが自分たちを口実に消えたと言う。他の団員の手前もあったものの、やっぱり二人きりになりたかったのかも…と。

夏はその佐伯の言葉に納得したものの「じゃあ帰りましょうか」と。陰でことの成り行きを見つめていた若林とシゲはその言葉にガクっとなり、若林は自分の必死の計画を台無しに…!!と声を荒げたが、シゲはちょっと待って見ててと、若林をたしなめる。「あいつこーゆーの口説くのうまいから大丈夫!」と。

しかし佐伯は、真樹夫くんが待ってるもんな、と帰路につこうと歩き出してしまう。が、数歩歩いたところで再び立ち止まり、言葉を選び出した。これまで行きしぶる女をうまいこと言って連れ出したことなんていくらでもあったのに、夏と二人きりで過ごす言葉を探し出せない。結局、佐伯はストレートに、芝居の感想も聞いてみたいし、良かったらほんとにちょっとだけ、軽く一杯だけ飲んでいかないか、とやっとの思いで言葉を絞り出した。その言葉に夏は、家のことを必死で思い返していた。真樹夫の体操服の洗濯、優美香の学校に提出する書類、明日のための牛乳…そして“二人で飲みに行くとか、それってどうなの!?”と逡巡する。その夏の頭の中を見ていたかのように、佐伯は夏の手をとると「行こうっ」と力強く歩き出し、その考えを吹き飛ばしてしまった。

 

 

陰で見ていた若林とシゲは、行った!やった!と歓喜の声を上げたが、若林は黙ってしまう。どうした?と聞くと、迷っているところを強引にリードされちゃうなんてドラマみたいなシーン、若い頃に憧れるけど叶う人なんてほとんどいない。それが夏の年齢になっても叶うことがあるんだ、すごいなぁ…と二人の後ろ姿を見ながら呟いた。それを聞いたシゲは突然若林を抱き上げると、こういうのも憧れる?このまま飲み屋までお連れしましょう、とイヤがる若林を頑なに降ろそうとせず、歩き出した。お姫様抱っこで歩く若林とシゲのにぎやかな姿に、い~な~と言う女子、お姫様抱っこを生で初めて見たと笑う若者、街は静かに消えて行った夏と佐伯のことをうまく隠してくれたようだった。

 

 

そして、夏の手を強引に引っ張ったまま歩く佐伯。ふと、するりと二人の手が離れた。佐伯は我に返り、夏を振り返った。やっぱまずい?帰りたい?と佐伯が聞くと、夏はその言葉を打ち消すように、胸がいっぱいでくるしい、と恥ずかしそうに笑った。夏はその久々の感覚に、夜の街に、ワクワクしていた。いつの間にか忘れてしまっていたのだ、好きな人と恋をしながら歩く夜をーーー。

 

二人は高層ビル上層階に店をかまえるバーにたどり着いた。二人で小さくカンパイをして、夏は今日はコレ一杯だけ、おいしい、と大事に飲み始める。その姿を黙って見ていた佐伯が「この時間が…そのもったいねぇ。箱に入れて鍵しめてとっといたいーーーみたいな」というと、夏は顔を真っ赤にし、話題を探して、芝居の話をし始めた。もともと芝居好きだった夏と、佐伯の会話は弾み、二人とも“楽しい”と思える時間を過ごす。しかし、楽しい時間は過ぎるのが早い。

一杯だけと言ったはずの佐伯はそ知らぬ顔で二杯目を頼んだが、夏は最初の約束通り、甘いカクテルを大事に大事に飲み干し、空のグラスを前にニコニコしている。佐伯は“だからそろそろ腰を上げてちゃんと家まで送らなければ”と分かってはいるもののーーーでもムリだった。帰したくなかった。

 

 

 

百戦錬磨だったであろう佐伯が、夏を誘い出すのに苦労している。シゲの言うところの上手い口車で夏を連れ出すのかと思いきや、結局中学生のような言葉でたどたどしく誘う。佐伯にとっても、夏はこれまでの女とはまったく違うのだろう。そして、これまでの女への気持ちともまったく違うのだろう。二人の恋の進まなさ加減に若林でなくとも、こちらもモヤモヤしてしまうが、大事にコトを進めている様子が見てとれて、こちらも学生の頃の気持ちを思い出してしまう。

そして、誰もが憧れるようなお姫様抱っこをされた若林。リアルで体験することはないと思っていたものを簡単にされてしまった彼女の恋も明るいものであればいいと思えた回だった。

 

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