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小田ゆうあ作「ふれなばおちん」第18話(1) 原作のあらすじ&感想

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小田ゆうあ作「ふれなばおちん」第18話(1) 原作のあらすじ&感想

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■“おばちゃん”とくくられる女たち

若林が佐伯に教えた、“倫(みち)ならぬ恋の絶対ルール”。

“倫ならぬ恋の絶対ルールはただひとつ。絶対にバレないこと。すべてを墓場までもっていくこと”。

それを聞いた佐伯は、意外と普通だな、と感想を漏らした。しかし若林は、それが意外とできないじゃない、現に自分にはすでにバレてしまっている、と言い返した。先日、家の前で警戒心なしに抱き合って、若林以外にも既にバレてしまっていることはないか?と若林は念を押す。それに、見られてしまった!という失敗ならまだしも、黙ってられなくてペラペラ喋ってしまう人だっている、そんなところから少しずつバレてしまうものだと重ねた。内緒の恋は蜜の味だから自慢もしたくなる、さらに始末に悪いのが「罪悪感に耐えられなくなる」ケース。家族にウソをついている…という、懺悔のつもりでペラっと喋って免罪符にしてるつもりの人もいる。夏はそういうタイプなのではないか、と若林。

そう言われ、佐伯は、家族を大事にしている夏を思い浮かべた。「信じられねーかもしれねーけど考えなかった。気がついたらここまで来ちまってたなァ」と佐伯はひとりごちる。その言葉に若林は、佐伯をとられ悔しいからぶち壊してやろうと思っていた。しかし、義行のことも嫌いではないし、上条家の子供たちにも会ってしまっている。そこに爆弾をおとすような真似はしないから安心しろ、と言った。そして、その場を立ち去ろうとする若林を佐伯は呼び止めた。「なんかサンキュ。マジでちょっと見直した」と。

 

佐伯はタバコを手に取りながら、これまでのことを思い出していた。

「うちの妻を誘惑してくれないか」と言ったのは夏の夫である、上条義行。思えばそこから始まっているのだ。佐伯は義行のことを“冗談半分とはいえ、あんなことを頼んでくるほどヨユーのダンナ。長年かけて妻の魅力を忘れて、妻はただそこにいてあたりまえと思っているダンナ”と評す。結婚してもいきつく夫の感情はそこなのか、しょぼい。そして、佐伯は先ほどの若林の忠告を踏まえてもなお、決意する。「オレはもう止まらん。このまま走るぞ」と。

 

一方、パート先での夏は、優美香が塗ってくれたツメを同僚たちにホメられていた。そして、最近変わったけどいいことでもあったのか、出会いでもあったのか、と尋ねられた。夏が「まさか」と答えると、同僚たちも「そおねぇまさかねー」「あたしたちにそんな出会いがふってくるわけないじゃん」と自分たちの妻としての置かれている立場を振り返り、笑う。優美香ちゃんに身なりとかちゃんとしろと言われて頑張ったのか?と夏は問われ、そんなところ、と曖昧にして返した。娘に言われて頑張るってのも切ない、自分たちはツメをやっても自分でながめて楽しむぐらい、女友達の目を気にしてやることはある、と男の目がどこにも介入してこないことを並べ、それを考えると「ネイルってかーなし~~」と大声で笑った。

その雑談を聞いていたマネージャーが「おばちゃんら静かにしろ。売り場にひびくよーな声で笑うな!」「何度いえばわかるんだ、おしゃべりどもめ。なにがネイルだ、いい年こいて」と一蹴。その言葉に夏は、いいトシこいてネイルっていうのは失礼だと思います、とマネージャーの前に進み出た。夏の言葉に不快な顔をしたマネージャーに怯むことなく、さらに夏は「私たちを“オバチャン”ってひとくくりにするのやめてください。名前あるし!いちパートとして人間として扱ってください。一生けんめい働いてますから。でも廊下でさわいだのはご迷惑おかけしました。以後気をつけます」と自分たちの行動を詫びながらも、これまで個として扱われてこなかった自分たちの存在について、一石を投じた。

そして、言いたいことを言った夏の行動に、同僚は「やっぱり上条さん、かわったね」と笑顔を向けるのであった。

 

夏はスーパーで夕食の買い出しをしながら、先ほどの出来事を振り返っていた。パートの同僚たちみんなが、「おばちゃんに甘んじている」のがイヤだったのだ。確かにスーパーで買い物カートを押しているおばちゃんではあるのだが、マネージャーに称されるような“おばちゃん”ではない、と。ちゃんと見ててくれる人もいるのだーーー。

夕飯の献立を考えながら、夏は優美香が塗ってくれたツメを見返した。いったい自分は誰にこれを見せるつもりなのか。自分は佐伯に“私は結婚してるんですからね!忘れないでください!”と言ったのに。

「ほんと、忘れないでください…」

その言う夏の言葉は、誰に向けられたものだったのかーーーー。

 

 

 

まるで絵に描いたようなイヤな男代表のマネージャー。ついに、夏に一喝されます。“おばちゃん”に甘んじてしまう主婦たち、そして、当たり前のように“おばちゃん”として扱う周囲。どちらが先に生み出されたものかは定かではないが、こういう扱いをしてくる周囲があるから、“おばちゃん”に甘んじ、主婦は女をやめていくのだと思う。倫ならぬ恋と、そして“女”を捨ててしまった女たち、そんな二大テーマが今回は描かれている。

一方、佐伯も決意をより確固たるものにしたが、バレてしまっている若林を含め、今後どのようにこの恋が発展していくのか、今後が気になります。

 

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