面白くて オススメを もっと身近に!!

トレンド漫画 情報 一押し ブログ 紹介ナビ

ふれなばおちん ティーンズラブ

小田ゆうあ作「ふれなばおちん」第13話 原作のあらすじ&感想

更新日:

コミックシーモア

小田ゆうあ作「ふれなばおちん」第13話 原作のあらすじ&感想

26nj_sannposurukoibitotati-thumb-autox1600-14103

■この恋は“きたない”ですか?

子どもたちの目を盗んで、2度目のキスをしてしまうふたり。2回目のこの時を待ってしまっていたことに気づいた夏は、自分は“最低”だと思う。

そこで、奥からガチャンと物音。真樹夫が夏のために持っていこうとしたジュースの瓶を落としてしまったのだ。心配して、優美香と真樹夫の前に現れた夏を見た優美香は、なんだか自分の母親が違う人に見えていた---。

 

佐伯を見送るために玄関の外に出た夏に、佐伯は、メールもできなくて会いたい時はどうしたらいいのか、と問いつめる。夏は冷静に答える。「会いたい時に会うなんて、そんなことできません。忘れないでください。私は、結婚してるんです。子どももいます。いくらあなたを好きになっても、私は…」と話し出す。「この気持ちは本当で、サイテーです、あたし。やせたいとかキレイになりたいとか、あなたのメール待っちゃうとか、胸がギューっとなる。なんて楽しくって、なんてサイテーなの」と。会わないようにしよう、とは言えない。だって会いたいから。また次にあったら、自分がどうなるかわからない---。

佐伯の視線が追いかけてくるのを感じながら、夏が部屋に戻ると、夏の体を心配した真樹夫がジュースを持ってきてくれた。夏はその姿を見ながら、その姿に最低な母である自分の最低さを、謝るのだった。

そして、夫である義行が帰宅する。酔っぱらってソファで寝てしまう義行に、おとうさんてば!と声をかけながら夏は、ふと考えていた。義行は私の“おとうさん”ではない。義行が2人の子供のお父さんになったからって、なぜ自分までもが義行を“おとうさん”と呼ぶようになってしまったのか。義行はこの世で1番愛しい恋人だったのに、いつのまにか夫を“おとうさん”と呼び、自分は“おかあさん”と呼ばれて、ただそこにいればいいだけの存在になってしまった。夜はつかれて眠りこみ、セックスなんて、長い間不必要なものになってしまっていた。

“あたし…セックスがほしかったのかな?”

 

その気持ちを小牧に電話で伝えると、小牧は「自分はそうだった」と言い切った。歳を重ねると、世の中はそんなもんだとか、面倒とかいうが、そんなのは嘘で、本当はみんなセックスをしたい。男は「オツトメ」と失礼な言い方をするけど、それでもしてほしかった。もしそれがないのであれば、せめてその代わりにたくさん話したり、言葉が欲しかった、と。“好きだよ、それ似合うじゃない”、“これおいしいな”、“やっといてくれたんだ。ありがとう”、“せっかくだから一緒にでかけようよ”そんな言葉が欲しかったのに、それすらもない。だから、小牧は今の恋人に“好きです”と言われた時には、長くそんなことを誰も言ってくれなかったからシビれた、と話す。

 

ひとりの人では満足できない過剰な欲望のエネルギーである不倫は、快楽を味わっているようでも実は負の世界への不幸な道行きである…という、仏道の戒めの中に書かれている“不邪淫”の話を持ち出して、小牧は「あたしたちはきたない」と言う。

しかし夏は、汚くはないと言い返した。周囲の人間を裏切り、傷つけるかもしれない。が、好きという気持ちが湧き出たということ“だけ”は、素晴らしいこと、だと思う、と。この人のためにキレイになりたい、この人に見られたい、この人に触れたい、触れてほしいという想いに、嘘はつけないし押し殺すこともできそうにない。誰にも見せずに大切な卵のようにあたためていくのだ---と夏は思うのだった。

 

 

そして、優美香の受験当日。夏は自分が受験するわけでもないのに、自分が緊張してしまう。そんな夏がウォーキングに出ようとした折、自分宛の郵便がきていることに気づく。宛名はなし。その郵便を開けてみると、差出人は佐伯からだった。メールもできない電話もできないのであれば、と自分の演劇の公演チケットとともに、手紙をよこしてきたのだ。夏はウォーキングを中止して、夏は佐伯に返事を書き始めた。“龍さんのお芝居楽しみです”と---。

 

受験後、帰宅するはずの優美香が帰宅しない。心配しているところに、家のチャイムが鳴り、出てみると同級生の良だった。良は、受験の帰りに優美香と会ったが、すごく凹んでいたので、心配になって…と言う。それを聞いた夏は、佐伯の手紙に浮かれていたバチが当たった…!と家を飛び出すのだった----。

 

 

小牧との会話に出てくる、不邪淫で、汚いという話。実際に自分の身の回りで不倫が起こっていたらどう思うだろうか、と考えさせられた。確かに、誰かを好きになる気持ちは美しく、素晴らしいとも思う。思い描くほど簡単にできることではないからだ。しかし、既婚で、子どももいて、生活がある。それを踏まえると「綺麗なもの」とも言えないような気がするのだ。すでに家族を捨て男と逃げてしまった小牧と、家族を守りながら佐伯との恋に溺れ“かけて”いる夏。ある意味、潔い者と、潔くない者という構図と、その間の溝が浮き彫りになったような気がした。

そして、何かに何となく気づき始めている優美香。娘は母親の恋に気づいた時、どうなってしまうのだろうか---。

-ふれなばおちん, ティーンズラブ

Copyright© トレンド漫画 情報 一押し ブログ 紹介ナビ , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.